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2017年6月4日(日)富士山自然学校6月会員限定特別観察会のお知らせ。【アツモリソウ、カイジンドウ、アズマギク、ハコネラン、スズムシソウ他】

[更新日]: 2016年01月10日

2017年6月4日(日)富士山自然学校6月会員限定特別観察会のお知らせ。【アツモリソウ、カイジンドウ、アズマギク、ハコネラン、スズムシソウ他】

《 5月定例観察会実施要領》
◇ 実施日時:6月4日(日曜日)
◇ 集合時間:AM:9時〜PM:15時30分(予定)
◇ 集合場所:富士吉田道の駅隣接レーダードーム館駐車場
◇ 参加費用:¥3,500円 (案内費用、資料、傷害保険費含む)
◇ 持 ち 物 :昼食、行動食、活動できる履物と服装、ルーペ、他
◇ 内  容:スミレの仲間は同定が難しく判別に苦労しますが、基本的な部分をマスターすると案外見分けられるものです。まず、地上茎のあるタイプは茎から分技した花茎を付けますが、直接根元から花茎を伸ばすタイプの2種に分類できます。その他ラン科の植物たちは開花の最盛期になります。富士山にはラン科植物が86種程生育しています。富士山自然学校の定例観察会で学習してみましょう。

「画像」絶滅危惧1B類にランクされているアツモリソウ(ラン科)Cypripedium macranthos var. speciosum 明るい草原に生育し葉は3〜5枚、茎頂に1〜3個の袋状の花を付ける。根茎は塊状で1〜10数個の花茎を出す。アツモリソウ属のうち1茎に2枚の葉を持つコアツモリソウ、キバナノアツモリソウ、クマガイソウなどは地下茎を伸ばして繁殖し群落をつくるが、アツモリソウやホテイアツモリソウ、レブンアツモリソウなどは1茎に3枚以上の葉を持ち根茎は塊状で群落を作ることは殆どない。


アツモリソウ(ラン科)Cypripedium macranthos var. speciosum 葉は3〜5枚付け、根茎は短く塊状で成長すると複数の花茎を付ける。時に1茎に2花をつける事がある。

アツモリソウ(ラン科)Cypripedium macranthos var. speciosum 葉は3〜5枚付け、根茎は短く塊状で成長すると複数の花茎を付ける。時に1茎に2花をつける事がある。

ヒメイズイ(ユリ科)

ヒメイズイ(ユリ科)

「ラン科植物の性質」
ラン科植物の中でアツモリソウ属の仲間は共通した性質を持っています。アツモリソウは茎葉が3〜5枚互生し茎頂に苞葉がついています。根茎は塊状で成長すると数本の花茎をつけます。同様なアツモリソウ属の仲間でも、キバナノアツモリソウ、コアツモリソウ、クマガイソウ、などは茎頂に2枚の葉を出して花柄を伸ばして花をつけます。2枚の葉を持つアツモリソウ属は根茎を長く伸ばして繁殖します。このため大きな群落を作ります。同属でもアツモリソウやホテイアツモリソウ等は多くの葉を付けて個体を維持するため根茎は短くなっています。2枚の葉のグループは根茎を長く伸ばして複数の花茎を付けて効率よく光合成をする仕組みを創ったものと考えられています。

クマガイソウ(ラン科)根茎を伸ばして群落を作るアツモリソウ属の仲間は1茎に2枚の葉を付けている。唇弁は袋状でこの中に昆虫を誘引し虫媒介を確実に行うための絶妙な仕組みを創りだしているが、結実する個体は極く少ない。

クマガイソウ(ラン科)根茎を伸ばして群落を作るアツモリソウ属の仲間は1茎に2枚の葉を付けている。唇弁は袋状でこの中に昆虫を誘引し虫媒介を確実に行うための絶妙な仕組みを創りだしているが、結実する個体は極く少ない。

ツルシロカネソウ(キンポウゲ科)ツルシロカネソウは地下茎を伸ばして繁殖するため群生する性質がある。

ツルシロカネソウ(キンポウゲ科)ツルシロカネソウは地下茎を伸ばして繁殖するため群生する性質がある。

フナバラソウ(ガガイモ科)Cynanchum  atratum ガガイモ科の植物は毒草が多い、フナバラソウも毒性があり、果実は袋果で船の底の形から船腹草の名がある。

フナバラソウ(ガガイモ科)Cynanchum atratum ガガイモ科の植物は毒草が多い、フナバラソウも毒性があり、果実は袋果で船の底の形から船腹草の名がある。

ベニバナヤマシャクヤク(ボタン科)Paeonia  obovata 12年前盗掘によって消滅したが、残存した幼苗が成長し10年後に初めての花を付けた、以後順調に生育して現在は10個体になった。環境省EN

ベニバナヤマシャクヤク(ボタン科)Paeonia obovata 12年前盗掘によって消滅したが、残存した幼苗が成長し10年後に初めての花を付けた、以後順調に生育して現在は10個体になった。環境省EN

アツモリソウ(ラン科)Cypripedium macranthos var. speciosum 昨年観察したアツモリソウ、3年連続で人工授粉しているため今年は周辺に幼体の発生が見られるかも知れない。

アツモリソウ(ラン科)Cypripedium macranthos var. speciosum 昨年観察したアツモリソウ、3年連続で人工授粉しているため今年は周辺に幼体の発生が見られるかも知れない。

スズムシソウ(ラン科)Liparis makinoana スズムシソウは富士山麓に多く生育し針葉樹林内の腐植土の多い環境に生育している。特にカラマツ林の林床に多く見られる。夏期に偽鱗茎の周囲に小さいカルスに似た無性芽を付けて繁殖する為、親株の周囲に小さい幼体に苗が集団で発生する。

スズムシソウ(ラン科)Liparis makinoana スズムシソウは富士山麓に多く生育し針葉樹林内の腐植土の多い環境に生育している。特にカラマツ林の林床に多く見られる。夏期に偽鱗茎の周囲に小さいカルスに似た無性芽を付けて繁殖する為、親株の周囲に小さい幼体に苗が集団で発生する。

「クモキリソウ属の不定芽による繁殖」
クモキリソウ属の仲間は夏の日光を受けて偽鱗茎が濃緑色に変化し鱗茎の側部に不定芽を出して繁殖します。親株の周囲に不定芽が落ちて子株を作るため周囲に子株が沢山繁殖している場面が見られる。

セイタカスズムシソウ(ラン科)Liparis japonica セイタカスズムシソウはスズムシソウよりもやや遅れて開花し下部から順次開花して高さ30cm〜40cmにもなる。山梨絶滅危惧1B類

セイタカスズムシソウ(ラン科)Liparis japonica セイタカスズムシソウはスズムシソウよりもやや遅れて開花し下部から順次開花して高さ30cm〜40cmにもなる。山梨絶滅危惧1B類

サイハイラン(ラン科)地下に連珠状の鱗茎を付けラン科としては特異な花を付ける。

サイハイラン(ラン科)地下に連珠状の鱗茎を付けラン科としては特異な花を付ける。



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