[更新日]: 2015年07月17日
新種のトンボソウの仲間の形態(ニイジマトンボに似るが以下の点で差異がある)
1. 最下の葉は9cm×3cm長楕円形、先端は鈍頭、基部は茎を抱く。中脈は凹む。
2. 第二葉は10cm×2cm長楕円形で先端はやや尖る。基部は茎を抱く。
3. 第3葉は細い苞葉となり2cm×4mmの狭楕円形で先端は鋭頭。
4. 花茎は15cm〜20cm、最下の花までの8cm〜15cmに狭い鱗片状の苞葉5枚〜7枚互生に付き苞葉の基部は茎を抱き被針形。反曲しない。
5. 花柄と子房は180°捩じれて付き長さ7mm〜8mm苞葉は花と同長かやや長い。
6. 15花〜20花を互生に付ける。
7. 側裂片は卵円形で先端に微細な鋸歯があり、裂片は後方に反曲し左右平開する。
8. 距は下方に垂れ下がりやや湾曲する。長さ7mm程度。
9. 唇弁は基部で側裂弁はやや上方に伸び、中裂片はほぼ水平に全方に伸び、先端は上方に曲がっている。唇弁の先端は浅く4裂し唇弁下部に4本の脈と小突起がある。
10. 各裂片の内面には微細な伏毛が密生する。
11. 葉の両面に微細な腺がある。
12. 茎に5本の稜があり、稜の外面は透明で微細な稜となる。
13. 距の先端付近に稀に気泡帯がある。